2010年7月12日月曜日

次ぎのアンケートは衆参両議員のみなさんへ

 ながーい投稿の後に。
 今後の行動予定のそのいち。選挙だけのアンケートじゃネットワークを立ち上げた意味がないので、次は同じ趣旨のアンケートを設問をもう少しだけ細かくして、衆参両院の全議員さんに行います。今回の呼びかけが若干、分かり難いとの意見も幾つかありましたので、次回はシンプルにいきますので、皆様も、友人、知人も巻き込んで、日本に普通選挙の実施を求めて、御協力お願いします。

 あと、近日中に、実現のためのその2行動予定があるのだけど、それはやった後に事後報告として報告します。

 

参院選終わり 普通選挙実現を目指すうえで、考えること

 選挙結果が出た。民主が改選議席を大きく下回り与党単独過半数に届かなかった。いつから使われ始めたのか、そんな前ではないような気がするのだが、「ねじれ」国会なることば。新聞に踊る。
 ここは選挙結果の詳細やこれからの国政の展望などを語る主旨のサイトではないので、詳細な言及は避けるが、それでも個人的な感想を述べさせてもらえば、沖縄選挙区で普天間移設問題で鳩山さんが退き、首相が菅さんに変わっても民主党は公認候補を出せなかった。当たり前であろう。あれだけ選挙前にマニュフェストは政権公約だとのたまい、党総裁がはっきりと米軍基地の最低限、県外移設を歌っていあのだから。実際の得票数では社民党推薦の山城さんと共産推薦の伊集さんの票を合計すれば、自民の山城さんに勝てた。少数野党には厳しい小選挙区制度にあって、野党共闘、せめて社共共闘ぐらいできないものか?


 アンケートの回答はアップした通りです。ネットワーク立ち上げから、参院選候補者へのアンケート送付まで時間的に押してしまい、実際に送付できたのが、投票日まで1週間といった具合でした。さすがに熾烈極まる選挙戦の最中にあって、候補者の皆さんにとっては無茶な要求であったと思います。さらに、事務能力の問題があって今回のアンケートは全候補者に送付することが出来ませんでした。
 今回アンケートを送付し回答を依頼したのは、都市部、東京、神奈川、愛知、大阪の選挙区の候補者で送付先が判明した人々とその他の選挙区、比例区の候補者の合計42名のみなさんです。

 回答を得たのはそのうち12名で、回答率は29パーセントでした。ギリギリの日程を考慮すれば思ったほど悪くはなかったなあというのが実感です。

 多忙な中、回答を頂いた皆さん、ご協力ありがとうございました。


 12名の回答者をみるとはっきりしている点が幾つか見いだせます。ひとつは、大阪選挙区の石川さんを除いてすべて社民党と共産党の候補者であったということ。政権与党である民主党の候補者もその他の政党の候補者同様に皆無でした。

 2点目はほとんどの候補者がすでに、日本人でありながら住民登録が出来ない事実により選挙権行使ができない事実をすでに知っていたと答えたことでした。

 ネットワークの初期呼びかけメンバーの主立った人たちは大阪を日常の活動拠点としているためか、2007年3月29日の大阪市による大量の2088名にも及ぶ人々の住民票職権消削を鮮明に記憶していて、かつその後も、大阪市は住民基本台帳の厳格なる適正管理の名の下に、定期的に多くの人々の住民票を消削しているという現実を知っています。
 無論、厳格かつ適正な管理といっても住民基本台帳法の法そのものではなく、もし、かりにこの法律に沿って住民票の管理と消削を厳格に行うとすれば、親元にすなわち親の住所に住民票を置いている学生さんや家族の元に住民登録を放置している単身赴任のサラリーマンなどの住民登録を削除しなければならないからです。なぜなら、住民基本台帳法に従えば、住民登録は”生活の本拠”でなされるべきだと規定されていて、その生活の本拠とはを簡単に言えば、衣食住の時間を客観的に最も長くすごす住処のことであり、家を持っているからとの”所有”の概念や家族がそこにいるだとかの”関係”の概念、若しくは、そこで生まれて親族がいるからだとの”故郷”の概念とは明確に区別されなければならないからです。

 しかし実際は住民基本台帳法の適正化と言いながらも、上にあげた人々は住民票消削者の対象とはなっていません。法に従えなどと云いながらも、本来であれば法が要請している”生活の本拠”とは明らかに異なる先に挙げた概念を”皮膚感覚”的に受け入れて、法律などお構いなく住民登録を認めているのです。私は日本という国が法治国家などとは思ってはいません。法の尊守と言いながらも、それはあくまでもマジョリティーの皮膚感覚とやらがその基準で、そこからはみ出してしまうものたちが、違法だとして権利を剥奪されてしまう構造がこの国の現実だからです。そして、その多数者の皮膚感覚とやらを裁判所の判決が補強していきます。皮膚感覚を”社会通念”や”公共の福祉”などと呼ぶことによって。さらに、忘れてはいけないことは、ここまででいい加減な住民基本台帳法の運営であるにもかかわらず、特定の人々にその矛先が恣意的に向かうことが少なからずあるという現実です。貧困ゆえに住居を持つことのできないホームレスには、住民登録の職権消削を、オウム信者狩りや公安警察が主導の活動家逮捕の時には、実際の住居が住民登録地や免許書記載住所とは違うという”公文証書原本不実記載”をその理由として。無論、法的には違反の、皮膚感覚的多数者を同名の罪状でパクルことは金輪際ありません。

 納税と年金が一体となった社会保障番号導入の必要性が語られ、それが近い将来現実としてすでに語られ初めていますが、”国民総背番号制”や”個人のプライバシー”の観点のみから、これを批判してしまうと結果として足下をすくわれてしまうと思います。

 社会保障番号を国民の認証基盤においている国々の多くには、住民登録制度自体が存在しない国も多くあります。何処に引っ越すのも、その都度ごとの登録など必要ありません。
 アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、アイルランドなどの国々です。

 それではどうやって私たちの身分を証明できるの?

との疑問が出てきそうですが、それは住民登録と戸籍制度の常識にどっぷりと漬かっているためです。

 少し考えて見てください。あなたの親がいかなる形であれ誰であるという以上に、あなたの親の親との関係や、はたまた兄弟との関係の公証など必要ありますか、あなたと親とのつながりに他の兄弟との違い血のつながりを公証とする必要がありますか?それと同じで、パスポートの取得や国からの社会保障を受ける場合に、その申請者が本人かどうかを確認するには、出生証明と社会保障番号があれば事足りてしまうのです。

 政変がどうおこれど、与党民主、最大野党自民の両党とも導入に当たっては基本的に賛成ですから、次期、国会以降、導入へ向けた現実的な議論が出てくるであろうと思います。そこで予測されるレトリックとして、このような時にだけ(あと消費税増税にもか?)社会保障先進国の北欧を持ち出してくるであろうということです。

 端的にいって、北欧の国々は、これから政府が持ち出してくるように、住民登録から医療履歴、そして納税状況などが一体となり管理されている事実があるけれども、それは日本のようにずたずたでぼろぼろな制度の上に継ぎ木してどうにかしてできてきたものではなく、長年の実践として、社会保障制度の充実と国民の税負担、そのための政府と国民との信頼関係の蓄積、そして個人のプライバシーに対する認識(例えば、北欧諸国では逮捕時の容疑者段階での実名報道はほぼありません。これは推定無罪の民主主義の法の原則と、えん罪の可能性そして無実の場合に、その個人の損害の回復が著しく困難な為などの理由です)、最低限でもこれだけの土壌があって初めて育成された制度であるということです。

 そのような蓄積も土壌もなく、国民と政府の信頼関係からほど遠いこの国に、形式だけ導入されればどうなるか、それも何故だか、住基ネットに固執して。(IT関係の友人によればシステムとしては時代錯誤であり、かつ莫大なる無駄予算をつぎ込んだ、友人曰く、それこそ、より優れたシステムを競争入札したらいいとの事。そうすれば住基ネット導入時の予算金額の異常さと、その裏に潜んだ不透明さが一目瞭然になるとのこと)

 住民登録から話が延びすぎてしまいましたが、してみてば、住民登録のない国々では、普通選挙をどうやって保障しているのか?

 答えはいたってシンプルで、そのために登録すれば済んでしまいます。最低限の基準だけ設けて、それをクリアーできる人々には登録してもらって選挙権の行使をしてもらう。そうすれば、ホームレス状態のひと、DV被害者なども問題なく選挙権が行使できます。


 とは、長々と述べましたが、云うは易しで実際はというのが、我が国日本では大事なところなので、趣旨に賛同していただける皆さん、お互い協力しながら、ホームレスに選挙権を!! DV被害者に選挙権を!! 本当はこれだけえはなくて、移動困難で自宅療養されている方へ選挙権を!!、海外長期旅行者にも選挙権を!! と、本来であれば当然、行使できるべきなのですが、早期に確実に実現させていきましょう。

 参院選の影響か、何だか熱が入りすぎましたが、それ故の本音ということで。

共産党 比例区候補 岡崎 ゆたかさん

※岡崎さんの回答は7月10日に届いていましたが事務局の諸事情で本日までアップでしていませんでした。申し訳ありませんでした。




質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 選挙に参加する権利は、国民の基本的人権です。ホームレスの人たちにも選挙権行使が保障されなければなりません。

質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 すべて国民は「法の下に平等」であることは、憲法が規定するものであり、当然、実現されなければなりません。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

大阪選挙区 公明党候補 石川 ひろたかさん

※この回答は7月10日に受け取っていましたが事務局の都合で本日までアップできませんでした。申し訳ありませんでした。

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 住所不定における権利行使の明確化
質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

2010年7月9日金曜日

宮城県選挙区 日本共産党候補 かとう幹夫さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 人権問題として解決にのり出すべきだ。
質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 住所を有していないホームレスの人の場合、二重投票の防止が「一票の価値」の平等を保つうえで必要で、制度化にあたってよい方法や提案をみなさまから伺いたいと考えます。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

岩手県選挙区 社民党候補 伊沢 昌弘さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知らなかった


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 何等かの確認のもとに、事前に有権者名簿に登載されるべきと考えます。

質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 ホームレス状態の解消策(解決策)と併せて検討すべき課題と思われます。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

神奈川選挙区 日本共産党候補 はたの君枝さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 選挙に参加する権利は、国民の基本的人権です。ホームレスの人たちにも選挙権行使が保障されなければなりません。



質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 すべて国民は「法の下に平等」であることは、憲法が規定するものであり、当然、実現されなければなりません。


 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

東京選挙区 日本共産党候補 小池あきらさん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 選挙に参加する権利は、国民の基本的人権です。ホームレス状態に置かれている人たちにも、当然選挙権行使が保障されなければなりません。

質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 国会内外で、選挙権行使の実現に向けて、力を合わせていきます。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

北海道選挙区 日本共産党候補 はたやま和成さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知らなかった


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 法改正して、すべての人が選挙を行使できるようにすべきです。
質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

やはり選挙に行きたい

 ホームレス法的支援者交流会が各地の支援者団体の協力を得てアンケートを実施した。よくぞ動いてくれた。ようやく初めの第一歩が始まる。遅きに過ぎるとの物言いも、欧米他の「民主主義」国家と」比較して出来るのかもしれない。しかし、そのような現実を批判してみても何ひとつ変わらない。
 どこそこと比較して、たとえこの日本が、たとえ如何様、それがあまりにもひどい現状でも、そこから、現実から始めるしか方法はない。

 ホームレスの人やDV被害者たちに選挙権がないという事実。
 住民基本台帳法による実質の制限。導入以前と直後にあれだけ騒がれた住基ネット。
 そして、保険や年金を一括管理する新たなる社会保障番号の導入。
 これも今の住基ネットをベースにする案が濃厚だと言う。
 
 でも、ちょっと待ってくれ。

 ホームレスやDV被害者などが社会問題化するまで、私たちには現在の日本において、住民基本台帳法が公選法の基礎となって選挙権をしばっており、普通選挙が行われてはいない現状に気づかなかった。

 それらの人々に加えて、自宅にて重度障害等の理由で療養されている人々も、郵便投票が認められていないため、投票場に足を運ぶことが出来なければ、投票することが出来ないし、3ヶ月以内で移動を繰り返す季節労働者や特に海外長期旅行者たちは選挙権の行使が出来ない。登録期間を一定も受けるというのは世界共通だけれども、その期間が3ヶ月だというのも他国に比較して長い。

 上のような理由を挙げていけば限がないじゃないか、との意見がでそうだが、世界の「法治」国家と呼ばれ得る国々では、議会制民主主義において選挙権はその根幹に関わる重大な権利だとの認識を共有し、上のような理由の人々へ如何に選挙権行使の方法が出来るかをしっかりと制度の中で考えている。


 そして、私などは、戸籍法と住民基本台帳違法は反民主的な日本の二大悪法だと考えるのだが、戸籍なわからなくても、わざわざ住所を移転するためにその都度登録する義務を負わせなくても、国家内の社会保障制た行政手続きを行っている国は多数存在する。

 つまり、社会保障や行政手続における資料として必要不可欠であるという国の主張には説得力はない。単にそれがあたかもそのように当たり前で必要不可欠であるという言説を繰りし国民に刷り込んでいるだけである。

 すこし話が滑りすぎた感があるが、社会保障番号の導入が具体的かつ現実的になっている現在、個人のプライバシーという皮膚感覚的なものだけでなく、しっかり現実の必要性を踏まえたうえで考えていくことも不可欠だと思う。


 普通選挙の実現を目指す初めの一歩。

 それを行動に移したホームレス法的支援者交流会と協力団体の方々。

 その必要性を伝えてくれた記者の方々。


●参院選’10神奈川:寿町・炊き出しの簡易宿泊利用者ら3割、投票できず /神奈川(毎日新聞)
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20100708ddlk14010253000c.html


● ホームレス「投票したい」57% 支援団体調査に回答/(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/2010sanin/240586.html

2010年7月7日水曜日

「ホームレス生活者世論調査                                 ~忘れるな!この1票~」      

(プレスリリース)

ホームレス生活者世論調査~忘れるな!この1票~
調査結果(第1次集約)の報告
兼報道のお願い

2010年(平成22年)7月7日

報道関係者各位 殿

(主催団体)
ホームレス法的支援者交流会
代表 弁護士  木原 万樹子
司法書士 後閑 一博
(連絡先)
 〒892-0842 
鹿児島市東千石町4番33号フィオーレ東千石902
なのはな市民司法書士事務所 司法書士 芝田 淳
Tel:099-814-8088 Fax:099-814-8089
nanohana@siren.ocn.ne.jp


ホームレス法的支援者交流会は,ホームレス状態にある方々が健康で文化的かつ人間の尊厳を保ちうるために相当程度の生活を送るための法的な支援を行うとともに,ホームレスの人権を擁護し,ホームレスに対する違法な差別や偏見を除去することを目的として,2008年(平成20年)1月14日に設立された団体です。
さて,現在のわが国の公職選挙法においては,住民登録をしなければ選挙権がないのと同様の状況におかれる一方,ホームレス状態の方が生活している公園に住民登録をすることができるか否かについて争われた裁判で,最高裁はこれを否定する判決を下しました。また,2007年,大阪市は,選挙を目前にして,住居がないがために支援団体施設等に住民登録していたホームレス生活者や日雇労働者について,住民登録を抹消するという事態も発生しています。在外邦人の選挙権が最高裁判決によって明確になった一方で,単に家がないという理由から,住民登録をすることができず,結果,選挙権の行使ができない状況は,ホームレス生活者の方々の権利をないがしろにした違憲状態であるといわざるを得ません。

そこで,まもなく行われる参議院選挙にあわせて,「ホームレス生活者世論調査~忘れるな!この1票~」を行うことといたしました。
ホームレス生活者等住民登録ができないがために選挙権の行使ができない方々を対象に,ホームレス生活者等である立場から,政治に対してどのような施策を要望するか等の事項について聞き取り調査を行い,こうした方々の国民の基本的な権利である選挙権の行使を保証する必要があることを明らかにするための取り組みです。

当調査は,現在も実施中で,選挙当日の7月11日まで調査を継続しますが,7月4日までに行われた調査の結果を集約(第1次集約)しましたので,これを報告させていただきます。
報道関係者各位におかれては,ご多忙中のこととは存じますが,この取り組みを,報道において取り上げていただき,ホームレス状態にある方々が選挙権が行使できないという重要な問題を国民のみなさまに知らしめていただくとともに,当該問題の解決に向けた政策的取り組みの必要性を明らかにしていただきたいと存じます。
よろしくお願い申し上げます。

ホームレス生活者世論調査~忘れるな!この1票~
調査結果(第1次集約)

1. 調査数は595名でした。
調査対象者のうち,選挙権を行使できない状況にある方等の数は次のとおりでした。

うち 選挙権を行使できない状況にある方 392
うち,選挙権を行使できる状況にある方 198
不明・未成年 5
合計 595

2. 調査実施箇所と調査数は,次のとおりでした。

東京都内 369
東京都府中市 28
神奈川県横浜市 121
京都市 6
福岡市 48
鹿児島市 9
那覇市 14
合計 595

3. 選挙権を行使できない状況にある方の住民登録の状況は次のとおりでした。

住民票がない 144 36.7%
住民票があるかどうか分からない 137 34.9%
住民票はあるが遠方である等 89 22.7%
不明 22 5.6%
合計 392


4. 選挙権を行使できない状況にある方の現在の状況は次のとおりでした。

~ホームレス状態~  
野宿 288 73.5%
ドヤ(簡宿) 32 8.2%
ネットカフェ・サウナ 15 3.8%
自立支援センター 3 0.8%
シェルター 5 1.3%
知人宅 4 1.0%
その他 12 3.1%
~ホームレス状態ではない~  
居宅有り 13 3.3%
その他 17 4.3%
不明 3 0.8%
合計 392  

5. 住民登録がない,分からないと回答された方の,住民登録がない,分からない状況となった理由は次のとおりでした。

家賃滞納 21 7.5%
失業 86 30.6%
派遣切り 15 5.3%
多重債務 14 5.0%
DV被害 0 0.0%
その他 118 42.0%
不明 27 9.6%
合計 281  




6. 住民登録がない,分からないと回答された方の,住民登録がない,分からない状況となってからの期間は次のとおりでした。

1年未満 46 16.4%
1年以上3年未満 51 18.1%
3年以上5年未満 37 13.2%
5年以上10年未満 49 17.4%
10年以上 81 28.8%
不明 17 6.0%
合計 281  

7. 選挙権を行使できない状況にある方に,
「以前,選挙権が行使できる状態だったときには,選挙に行ったことがありますか?」
との質問を行ったところ,回答は次のとおりでした。

ある 305 77.8%
ない 81 20.7%
未回答 6 1.5%
合計 392

8. 選挙権を行使できない状況にある方に,
「あなたには選挙権があります。本当であれば,選挙に行きたいですか?」
との質問を行ったところ,回答は次のとおりでした。

行きたい 222 56.6%
行きたくない 157 40.1%
未回答 13 3.3%
合計 392





9. 選挙権を行使できない状況にある方に,
「今回の参議院選挙において,期待する政党がありますか?」
との質問を行ったところ,回答は次のとおりでした。

ある 118 30.1%
ない 255 65.1%
未回答 19 4.8%
合計 392

10. 選挙権を行使できない状況にある方に,
「政治に対する要望はありますか?」
との質問を行ったところ,主に,次のような回答がありました。

仕事・雇用・景気に関する要望 120
福祉に関する要望 87
税金に関する要望 25
政治に期待しない旨の回答 68

① 仕事・雇用・景気に関する要望

●昔は簡単に就職できたのに,今は短期アルバイトしかできず長く安定した仕事に就けないのでなんとかしてほしい。
●ずっとまじめに働いてきたのに54歳でリストラされてからこんな生活になった。日本は働く人を切り捨てる国だ。
●仕事の場所がほしい,住む場所がほしい,50歳まで印刷で働いていたが,コンピューターの導入により仕事がなくなった。
●若者が働く場所を確保してほしい。その事を社会全体で考えるべきである。夢も希望もない社会にしてほしくない。
●これ以上生活を悪くしないで。
●建設業で働いてきたが,仕事がない。あってもピンハネなどの問題がある。何とかしてほしい。
●仕事がなくて,ハローワークに何度も行った。生活保護を受けながら働いたが,有期雇用で,すぐ切られてしまう。手をケガしているが,それを言うと断られてしまう。障害者にもっと働きやすくしてほしい。
●ハローワークに行っても仕事がぜんぜんみつからない。雇用をつくってほしい。

② 福祉に関する要望

●社会福祉制度についての情報を分かりやすく出してほしい。
●生活保護を受けたい。高血圧で仕事ができない。
●もう高齢で仕事ができず,困っている。生活保護を一方的に切るとかはやめてほしい。山谷はドヤが混んでいて借りられない。施設の食費が高い。
●福祉の充実,仕事の紹介,住民票がないから働けない,自立支援,保護費が不足している。
●生活保護の充実,住所がないというデメリットの解消。
●弱者に優しくしてほしい。就職できない若い人がいることを考えてほしい。派遣を拡大したけど,日本は地盤沈下している。今の人は,派遣で失業したら高い家賃を払えずに,すぐにホームレスになる。国が安い物件を造ればいい。学費も安く。
●子ども手当払っている場合じゃない。ホームレス手当をよこせ。こっちは40年間税金を払ってるんだ。
●体を壊したときの福祉をしっかりしてほしい。
●身分証明がないと何もできない社会はおかしい。ホームレスが増えた一因では?
●生活保護になって3ヶ月経つが,まだカプセルで待機している。住居対策を。
●福祉を充実させてほしい。もういちど家族と暮らしたい。

③ 税に関する要望

●消費税を上げないでほしい。
●失業手当をちゃんとしてほしい。そのために消費税を取っているのでは? 15%ぐらいに上げて福祉に回してほしい。
●消費税値上げは困る。住民票がないと低所得者への還付さえ受けられない。政権交代後の菅直人は変わりすぎだ。
●税金を上げるな。福祉,老人を大切に。
●なにもない。俺たちが言っても直るわけがない。消費税を20%にしてでも仕事をくれ。

④ 政治に期待しない旨の回答

●要望はない。住民票があるときは選挙の手伝いもしていた。政治が遠い存在なので,なにを期待していいか分からない。
●もう政治にはなにも期待をしない。
●どこも一緒だもん。今は何も望まない。死ぬのを待つだけ。仕事がほしいと言ってもかなわない。
●政治に失望している。
●下が言ったってしょうがない。決められたことをやらなくちゃしょうがない。
●何もしてくれないから,何も望まない。
●誰がやっても同じ。
●選挙に参加したい気持ちはあるが,応援したい政党や候補はない。
●昔は投票に行ったが,今は期待の持てる候補がいない。

11. 全員に対して
「住民票がない方は,選挙権を行使できないことをご存知でしたか?」
との質問を行ったところ,回答は次のとおりでした。

知っていた 479 81.5%
知らなかった 77 11.9%
未回答等 39 6.6%
合計 595

12. 全員に対して,住民票がない方が選挙権を行使できないことについての意見を求めたところ,主に,次のような回答がありました。

改善すべきだ,選挙に行きたいといった意見 148
仕方ない,諦めている,などの意見 111
当然との意見 24

① 改善すべきだ,選挙に行きたいといった意見

●家がないから参加できないのはおかしい。
●訴えたいほど,憤りを感じる。
●おかしいと思う。以前住所がなかったとき,応援したい方が立候補したが投票できず悔しかった。
●おかしいと思う。住所がなくても同じ人間。すべての人が行使することができるようにすべきだ。
●驚く。与えるべき。
●同じ人間として選挙権がないのはおかしいと思う。
●外国に住んでいる人は投票できるのに,おかしい。
●こういう状態になったからこそ選挙にいきたいのにいかれないのはひどいと思う,発言権がない,こういうときこそ政治家に言いたいことがいっぱいある。
●国民なら,どんな立場・境遇でも投票できるようにしてほしい。
●差別だと感じる。好きでホームレスをしているわけではない。
●事情を考えて,選挙できないことについて救済してほしい。
●住所がなくても,戸籍はある。国民なんだから,平等に選挙権を与えてほしい。
●住所が持てない人たちが住民票を置くような場所を行政が用意すべき。
●住民票がないと選挙権がないのはおかしい。建設業の寮にいたとき,住民票を移動しなかったので,選挙の紙は来なかったが,税の取立は来た。
●住民票がほしいと行政にいってきたがぜんぜんダメ。年金ももらえない。私がここにいることを把握しているのに,住民票がとれない。
●人種差別に等しい。憲法に反している。国民の当然の権利であり,だれでも行使できるような法律をつくるべき。
●好きで野宿状態になったわけではない。衣食住を備え,選挙権を行使できるのが当然。
●住まいがなくても,選挙には行きたい。
●選挙権を行使できないと,何も言えない。「住所がないから」という理由で,何もない。あればもう少し上を向いて歩けるのに。
●選挙に行きたい人は行けるようなシステムがあるといい。選挙は生活。自分の生活を決める大切なこと。金より大事。
●選挙に行ったことがなく,期待している政党もないが,今は「投票したい」と思っている。
●定額給付金をいちばん必要としている人が,住民票がないために選挙権・お金をもらえない。本籍があるのだから,ありえない。
●とても選挙に行きたい。投票できないのはおかしい。
●どんな人でも一票は一票。行使させて。
●日本国籍があるのだから,その確認をすれば投票できるようにするべきだ。選挙は権利であり,義務だ。
●不公平だと思う。同じ権利があるはず。
●本人と証明できるものを持ちどこかに申告すればどこかに投票できるようにしてください。
●貧しい人たちこそ一票が大切。


② 仕方がない,諦めている,等の意見

●私は17~18歳で家を出た。だから,諦めている部分はある。今はお金がなくて,もうそれどころではない。
●路上にいるときは仕方ないと思っていた。今は投票に行けるのが楽しみ。
●税金を払っていないのだから仕方ない。国だって我々を相手にしてくれないし,国は頼りがいがない。支援団体のほうがよっぽど助けてくれる。
●しょうがないと思う。税金を納めていないから,諦めている。
●しょうがない。自分のせい。
●住民票がないことで存在すら認めてもらえないことになっている。
●住所がはっきりしないのだから仕方ない。はっきりできる方法を考えてほしい。
●自分が悪い。仕方ない。
●さびしいような感じがするけれど,仕方ない。

③ 当然との意見

●当たり前。自分が悪い。
●住民票がないとダメだと思う。身元が確かな人間がすべきだ。
●自業自得。生活第一。そんなこと気にしていられない。
●納税していないからあたり前。変わるならなんとかしてほしい。

④ その他の意見

●意見なし。今日の生活で精いっぱいなのに投票どころじゃない。我々のような底辺の者は,今日の命,明日の命を何とかするのに必死なのだ。
●ホームレスは世間を捨てたので不要なのでは。
●今のところはしょうがない。身分証明ができないし,不正も起こるかも知れない。
●住民票がなければ,二重三重の投票ができてしまう。
●住むところがあれば解消できる問題。野宿せずに住めるところをつくってほしい。
●今はこのことについて考えられない。
●人の特定ができないので何とも言えない。不正があると困る。
●不法就労などの問題にもかかわるが,大阪で会館に住民登録したことが問題になったが保険すら排除されてしまう。
●人として認められていない気がしてかなしい・・・。
●私は死ぬまで,住民票をタンスに入れておく。一生ホームレスではいたくない。路上で死にたくない。路上で死ぬとトラックで運ばれる。

大阪選挙区 日本共産党候補          清水ただしさん

 大阪選挙区 日本共産党候補 清水ただしさん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知らなかった


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 憲法の原則に立てばすべての国民に選挙権行使は保障されなければならない。その立場から法的にも改善されなければならない。



質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

大阪選挙区 社民党候補           大川あきこさん

大阪選挙区 社民党候補 大川 あきこさん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

 
 非常に問題であり、今回の選挙からでも本当なら是正されなければなりません。早急に国が対策をとるべき課題であると考えます。



質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

愛知選挙区 日本共産党候補               もとむら伸子さん

愛知選挙区 日本共産党候補 もとむら伸子さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

選挙権は憲法で保障された基本的人権であり、当然ホームレスの人たちにも保障されるべきです


質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

東京選挙区 社民党候補 森原秀樹さん

東京選挙区 社民党候補 森原秀樹さん

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?

○ はい 


質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?

○ 知っていた


質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?

早急に改善すべきだと思う


質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?

○ 尽力する


質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。

 ホームレスの問題は私が人権活動に係わる原点とも言える課題。全力で取り組む決意です。




ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

現場から

 事務局の方に回答のファックスが届き出した。大阪選挙区の社民党公認候補の大川あき子さん、日本共産党公認候補の清水ただしさん、愛知選挙区の日本共産党公認候補のもとむら伸子さん、東京選挙区の社民党候補の森原秀樹さん、そして裏方で選挙戦を支えられている事務所のスタッフの皆さん回答ありがとうございました。

 ここで呟きをひとつ。

 やはりというべきか、回答していただいた方は、共産党と社民党の方々たちだ。今までのところ、両党以外の候補者からは来ていない。

 加入しているMLに普天間、辺野古問題に関するアンケートを参院選の候補者に行った結果報告に配信されてきたので、リンクした。こちらも日本で暮らす人々、中でも日本の国籍を有する人々にとっては緊急かつ重大な責任あるテーマですので、投票に際して、また当選者たちの動向を判断する上で、有効な資料ともなり得ると思うので、ぜひご一読を!!

2010年7月6日火曜日

現場から

 さっそく神奈川選挙区から立候補している木村さんからの回答が届いた。目標実現のためのわずかな一歩をようやく踏み出したばかりで、こんなことで喜んではいられないのであるが、やはり単純にうれしい。

 呼びかけ参加人の賛同メールも届きだした。そして、匿名を条件に、かってご自身がホームレス状態を経験されて、実際に選挙権の行使ができなかった人からのメールも来た。賛同人になっていただいた方々、ありがとうございます。共にがんばっていきましょう。
 
 共にがんばる。歯を食いしばるというイメージではなく、やっぱり目標を実際に達成するには、共にやっていかないと何事もできないと思うのだ。それに達成できたときに、より多くの人とその共にを共有できた方がうれしいと思うのだ。

 そんな思いで呼びかけ文を書いた。世間的に無知な事が多い私は、何かのイベントをするときに日本でよく使われる、共催、後援などの表記の違いや、呼びかけ団体と賛同団体の違いが実感としてわかっていない。いや、後者の呼びかけ団体と賛同団体との違いは頭ではわかる。わかっているつもりだ。だが、今回は主旨に賛同していただける人たちと共に、例え、少しずつでも目的を達成するまで呼びかけて行きたいとの思いで書いた。

 わかりづらかったのか、何件かその確認のメールが来た。単純に賛同とした方が、より多くの人が参加しやすくなるよ、とのアドバイスをくれる先輩もいた。

 でも、やっぱり。

 賛同していただいた皆さん、ありがとうございます。

 そして、より多くの皆さん、どうか主旨をして賛同参加してください。

 まだ何も世間の事を知らなかった頃、学校で習った、三権分立や憲法9条や非核三原則のことば。それとともに、普通選挙の意味。

 素朴にその頃の自分の年代の子供たちに、まっすぐに、誰にでも理解できるシンプルなことばで説明できる社会に一歩でも近づけるために。

 よろしく、そして共にがんばる?  違う、ちがう。

 共にやっていきましょう。
 

現在までの呼びかけ賛同人

団体賛同
NPO釜ヶ崎医療連絡会議、釜ヶ崎キリスト教協友会

個人賛同
加藤和博,田中慶子・田中和恵(千葉市)、内藤進夫(はけんパート関西労働組合副代表)、さとうしゅういち(生存ユニオン広島)、一ノ瀬輝博(大阪市)、山田洋一(人民新聞社)

神奈川選挙区 社民党公認       木村 えい子候補者

木 村えい子さん及び選挙事務所の方々、迅速なる回答、ありがとうございます。
早 速、神奈川県選挙区の社民党公認 木村えい子候補から回答がありました。このブログでは最終的な集約を行う前に、随時、回答を受け取った順にアップしてい きます。皆様が投票される際のひとつの目安にして頂きたく思います。

質 問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?
は い 

質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけが ホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?
知っていた

質 問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?
ホー ムレスなど住民登録ができず、選挙人名簿に登載されない方が、実際には数多く存在している事実が、あまり知られていません。選挙権は、憲法で保障された国 民の権利ですから、権利が行使できるような制度上の工夫が求められています。改善のために努力したいと思います。

質 問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?
尽力する

質 問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。
私は、市議会議員を4期務めた後、福祉関係のNPOの職員・理事として、今日まで7年間務め、派遣切りにあった方々やホームレスの方々の就労支援に取り組んできました。選挙権の行使の問題を含め、ホームレスの方々の支援には、今後も全力をあげていきます。皆さんのご活動にも強く期待し、心からのエールを送らせていただきます。

2010年7月5日月曜日

近況その1

 昨日の晩に幾つかのMLに賛同参加の文章を送信しました。今朝、メールをチェックしてみると、早速、反応がある。何人かの方から文字化けの指摘があり、いまだパソコン初心者で手書きのほうが断然はやい事務局担当の私が、生半可な知識でもってオリジナル文書をコピーアンドペーストして再送信してみる。
 以前、賛同してくれる方から、若干の文字化け指摘が。私のフリーアカウントではちゃんと見れるのだけれど、、、。HTML形式の文書をワードに変換して送信すれば、、云々と書かれてある。

 御免なさい。わからない、、、、。

 期限ぎりぎりの参院選アンケート企画。ようやく今しがた。大都市部、大阪、愛知、神奈川、東京選挙区の主だった候補者の選挙事務所に送付する。

 ここで、少し困ったことが。

 私個人的には、今回の選挙支持政党は共産党なのだけれど、やはり社民にも頑張ってほしい。次回の国政選挙では、是が非でも両党の選挙協力を実現させて欲しい、と個人的に思っている。

 その社民党の候補者の数人の選挙事務所や後援事務所の連絡先が見つからない。
 だから、社民の候補者の幾人かには送れていない、、、。

 誰か、この選挙区で社民党候補者の選挙事務所ファックス番号をご存知の方は、事務局までメールをお願いします。


 今現在まで送付した候補者は30名。今回は時間的制約があるので、アンケートの対象者を都市部の候補者のみに限りました。

 呼びかけにもありました様に、今回のネットワークの呼びかけは、普通選挙の実施、すなわちホームレス状態やDV被害者などを理由に、住民登録が出来ずに結果として選挙権の行使が出来ない人たちの、権利が回復されるまで続く、今回のアンケートは遅しに過ぎた初めの第一歩に過ぎない。

 次回選挙までに改善されていなければ、次は準備期間を十分に設けて、全候補者に送付します。

 さっそく、賛同者の方からのメールが幾つか届く。ありがとうございます。

 途中経過は順次、ここに発表していきます。

 参院選挙投票日まで一週間を切りましたが、さらに多くの皆様の参加賛同が得られますよう、ご協力をお願いします。



 ホームレスに選挙権を!!DV被害者に選挙権を!!
日本に普通選挙の実施を求める全国ネットワーク

2010年7月4日日曜日

参院選挙直前 緊急アンケート文書

参院選挙直前、選挙権の制限に関する公開質問書

働けど私たち庶民の暮らしいっこうに良くならず、所得は下がり続けるいっぽうなのに効率化を求めてさらなる労働負担を強いられる。社会保障制度もたよりなく、家族の基礎となる子供をつくる余裕など持てず、未来の担い手であり本来であれば歓迎されるはずの子供たちの保育や教育の保障も、選挙目的の場当たり的で分からない。
年間自殺者は3万人を越え、これに高齢者単身世帯の急増により多くの人々が孤独のうちに死んでいく。それでも鞭打つように繰り返される“自己責任”のことば。そのような殺伐とした現在の日本社会を自己の名声のためではなく、本気で変えていこうとする本当の政治家を求めて、私たち有権者は投票所へと向かいます。 
7月11日投票の参院選挙。掲示板にはポスターが貼られ、候補者の名前を連呼して過ぎる選挙カーの姿や街頭演説に励む各候補者たち。選挙戦の真っ只中です。

日頃、私たちは、各々の現場にて、炊き出しや生活相談、夜回りなどを通して、ホームレスや日雇い労働者、家族の暴力に苦しむDV被害者たちの支援活動をしています。

 そのような私達が参院選挙を控え、表題にありますように、野宿生活者を初めとしたホームレス状態にある人々、DV被害者などの選挙権獲得を目指して立ち上がりました。特定の人々が差別されて選挙権の行使が出来ない事実は、いまの日本で“普通選挙”が行われていないことを意味します。
“普通選挙”とは何か?
簡単に言えば、成人と認める年齢に達した国民には(地方選挙権の行使やEU選挙などで国民だけに限らず選挙権の行使を保証している国や地域も存在します)、性別や財産、身分、原則としてその他、一切の差別なく選挙権の行使が認められた選挙ということです。そのことは日本も締結している国際人権規約に明確で具体的に書かれています。つまり義務教育その後の高等教育を通して教えられる日本は普通選挙を実施しているというのは虚だということです。
 
何を持って民主主義国家とするか先進国とするかは議論の分かれるところではありますが、少なくても1990年以降、西欧、北欧、オーストラリア、カナダ、米国などの国(伝え聞くところによれば、戦後、日本がはじめて国際平和協力の下、警察官を送った国カンボジアでも)で、住居を持たない、つまりは住所をもたないホームレスの人々が選挙の投票ができない国はありません。

このような状況に関連して参院選挙投票日を控えて、国政を目指して戦っておられる候補者の皆様方に以下の質問書を御用意しました。多忙なことと思われますが、質問自体は簡単なものなのでご回答いただきますようご協力をお願いします。回答の期限は投票日前日の7月10日までとします。事務局あてにFAXまたはメールでご回答下さい。
この回答は私たち当事者にとり候補者を選択する上でひとつの指針になりますので、この質問書への回答または不回答の結果はホームページや記者会見などを通じて公表していく予定です。よろしくお願いします。

ホームレスに選挙権を!!DV被害者に選挙権を!!
普通選挙の実施を求めるネットワーク
大阪市西成区太子2-1-2 釜ヶ崎医療連絡会議気付
TEL・FAX:06-6647-8278または080-7009-5925まで
equal.vote.right@gmail.com

 
質問書

質問1 この国では、住所を持たない、つまりは住民登録ができないホームレス状態の人々が選挙権の行使が出来ないことをご存知でしたか?
○ はい 
○ いいえ

質問2 説明文にもありましたように、先進国と呼ばれている国々の中で、日本だけがホームレス状態にある人々の選挙権の行使を認めていないということをご存知でしたか?
○ 知っていた
○ 知らなかった

質問3 ホームレス状態の人々の選挙権行使が認められていない現状をどのように思われますか?


質問4 この度の選挙で当選された場合には、ホームレス状態にある人々の選挙権の行使実現に向けて尽力していただけますか?
○ 尽力する
○ 興味はない
○ その他(説明したいことがあれば簡潔にお書きください)

質問5 最後に何か触れられたいことがあればお書きください。





ご多忙のなかご協力ありがとうございました。

 

普通選挙を求めるネットワーク参加への呼びかけ

参院選挙の投票日まで残すところ僅かとなりました。本来であればこのような呼び掛けは事前にしっかりと計画を練って行うべきなのでしょうが、私たちの力量不足から、このような緊急な呼びかけとなりました。参院選投票日まで時間は僅かですが、より多くの団体、個人の方々が、呼びかけに名前を連ねて頂くようお願いする次第です。

アンケートの前文でも触れていますが、現在の日本では公職選挙法とそれに関連する住民基本台帳に基づき、ホームレス状態である、DV被害者である等の理由で住民登録が不可能な人達は、選挙権の行使ができません。今回の発起人達が暮らす大阪市西成区では、2007年の春以前は、現実にそこに暮らす人々の必要性と、日本国憲法で保障さるはずの公民権(選挙権を含む)保護の観点から、野宿者や定住場所を持たない日雇い労働者に対しても、労働組合や支援団体の事務所などでの住民登録を受け付けてきました。
しかし、2006年秋に、既婚者の警察官の男が愛人との間に新たな婚姻関係を結ぶために、他人になりすます必要があり、支援団体事務所に住民登録をしていた者から住民登録を買い、虚偽の婚姻届を提出したことが発覚し逮捕するという事件がありました。本来であれば、その矛先は、法を犯したその警察官へと向かうべきなのですが、選挙を控えた市議会議員たちの思惑もあり、憲法に明記された市民の公民権保護の視点は完全に失われてしまい、公職選挙法、住民基本台帳法を尊守しなければならないとの理由から、(人々を離れて離れて存在する法律とは、一体、誰の、何の為の法律なのでしょう?)翌2007年3月29日に2088名の人々の住民票が強制的に消削されました。それ以降、いま現在に至るまで、住民登録することが不可能な人々は、選挙権の行使が出来ません。
 2005年9月14日の在外日本人選挙権剥奪違法確認等請求事件の最高裁大法廷判決以降、海外在住の日本人でも、両院を問わず国政選挙での選挙権行使が認められたのですが、住民登録不可能者は在日日本人でありながらも、公民権が剥奪されているのです。

そのような例は、民主主義国家を標榜する国々ではほぼ存在しません。EU諸国、北欧、米国、カナダ、オーストラリア、アイルランドなどの国々では、ホームレス状態にある人たちの選挙権を保証しています。日本の人々にはあまり知られていませんが、アメリカ、カナダを始め住民登録制度がない国々も数多くあります。
 日本政府が締結している国際自由権規約にも、そのような状態にある人々の公民権があらゆる差別なく保証されるべきであることがはっきりと書かれています。ですが日本政府は、条約に違反している場合の国際委員会への個人通報を認める議定書を締結していないことを理由に、選挙権付与の差別状態を続けています。

そのような状況の中、先日、2007年に大阪市による住民票職権消除の当事者のひとりで、職権消除差し止めを求めて即時抗告の本人訴訟にて勝訴を収め、その後、他の当事者を共同原告として、住民登録不可能者への選挙権行使の制限は違憲であるとの国賠訴訟を起こし、7月24日に控訴審判決を控えたKさん本人が6月30日に逮捕されました。4年前の交通事故保険金受け取りの際の勤務先の詳細が事実とは違うことを強引に理由とした詐欺容疑です。大阪府警公安警備課主導の今回の逮捕が、ホームレス状態にある人々の選挙権実現を目指すKさんの裁判闘争への弾圧であることは言うまでもありません。そのほかにもKさんさまざまな重要な訴訟を提訴しており、直近では、在日朝鮮人の友人が、本名で建築現場で働くことを望んだにも関わらず、元受である大林組が下請け業者と一体になって本人に通名の使用を強制した事件に関わる裁判に共同原告として関わっていたことや、過去2回の国政選挙の投票日前に、ホームレス状態にある人々の選挙権の保証は当然である旨のビラを釜ヶ崎地区で貼付し、屋外広告物条例違反でたて続けに逮捕され、最高刑が罰金刑であり拘留さえまれな微罪であるにも関わらず2回目の拘留は何と半年を超える長期拘留となりました。その裁判も続いていますが、裁判でも一貫して、普通選挙が行われぬ現状に対して、憲法が保障しているいかなる成年国民への選挙権を求めるのは、憲法97条に鑑み、国民としての義務であり、ビラ貼りは当然、無罪にすべきだとの主張を続け、次回の選挙投票日でのビラ貼りについても、その可能性を決して否定しないKさんを参院選挙投票日前に逮捕し身柄を確保することが、大阪府警のメンツに関わる問題でもあったのでしょう。

以上の説明にあるように、ホームレス状態などの理由があって住民登録不可能な当事者に対する選挙権の問題は、大阪市での職権消削以降、一部の法律家の間では周知の事実となってはいましたが、長らく当事者やKさんの本人訴訟に期待を賭けるのみでした。
 ですが、ここにきてホームレス法的支援者の会所属の法律家たちが東京を中心に野宿者たちへの選挙権に関する実態の聞き取り調査を行うなど、新たな展開が見え始めています。私たち普通選挙実施を求めるネットワークは、ホームレス状態やDV被害などを理由に選挙権行使が制限されている人々の権利回復を、主旨を理解していただける多くの皆様と供に目指して行きたいと思います。今回はそのための一歩です。限られた日数ではありますが、より、多くの団体、個人の呼びかけへの参加を求める次第です。
7月11日の投票日当日まで集約を継続します。よろしくお願いします。

ホームレスに選挙権を!!DV被害者に選挙権を!!
普通選挙の実施を求めるネットワーク

大阪市西成区太子2-1-2 釜ヶ崎医療連絡会議気付
TEL・FAX:06-6647-8278または080-7009-5925まで
equal.vote.right@gmail.com
(7月1日現在、呼びかけ参加団体、個人 NPO釜ヶ崎医療連絡会議、ふるさとの家、釜ヶ崎キリスト教協友会)